2018年09月

秋のアーユルヴェーダセミナー~ヘアケア&食養生~

先日、九州福岡で秋のアーユルヴェーダセミナーを開催しました。

アーユルヴェーダでは人や自然を司る「火」のエネルギー「ピッタ」が、夏に蓄積し秋に増大(悪化)して、胃腸や肌、髪(抜け毛)のトラブルが出やすい季節ということで、今回は秋を健やかに美しく過ごすアーユルヴェーダの食養生とハーブヘアケアを題材にお話しいたしました。

日本のヘアサロンや自然派ショップでも高い評価を得ているヒマラヤン・カリックスもご紹介し、発毛・白髪予防トナー「リーサエッセンスも実際にお試しいただきました。

長年ヘナでヘアケアをされていらっしゃる参加者の方のお話しもあって大変盛り上がり、インドの健康法やトリートメント法が日本の方にも大変役立つことを体験や交流を通して知っていただくことができました。

参加者の方もインドのハーブパワーにとても興味をもたれて、ヘアケアを試してみたいとヘアケアトライアルセットをご購入されていました。

 

今回のセミナーではアーユルヴェーダ薬膳として、福岡のスリランカレストランの老舗であるツナパハグループのラーメン仮面55さんにご協力いただきまして、ココナッツ風味のヌードルカレーをご用意し、さらに体質別に秋におすすめのトッピングもプラスして大変好評でした!

デザートの梨のコンポートにはカルダモンやクローブ、シナモンを入れて、その他ぶどう、チャイには体質に合わせてスパイスをプラスしたりなど、季節と体質にあう食養生を食事をしながら体感していただきました。

 

アーユルヴェーダは難しそうなイメージがありますが、日常に簡単に取り入れられて日本人にもとっても役立つ知恵がたくさんあります。

今後も皆様が健康で美しく、豊かになるアーユルヴェーダの知恵をご紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

秋の髪・胃腸・肌トラブル予防に常備ギー

秋は夏に蓄積した火のエネルギーが悪化して、胃腸や肌、髪(抜け毛)のトラブルが出やすい季節です。

アーユルヴェーダで火のエネルギー(ピッタ)を鎮める代表的なものに「ギー」がありますが、ギーは無塩バターから不純物をとりのぞいた純粋な乳脂肪で、平和で澄み切った純粋な気持ち、穏やかで周囲と調和できる心の質である「サットヴァ」の性質もあります。

アーユルヴェーダでは皮膚病などの外用薬や、眼に輪っかのようなものをつけて油をいれてるアーユルヴェーダの映像を見たことある方も多いと思いますが、そのネトラタルパナ(栄養眼浴法)にも使われます。

 

ひと手間はかかりますが一度作ってしまえば常温保存(冷暗所)で半年もちますので、ピッタが増大悪化しやすい秋を前に常備菜ならぬ常備ギー。

 

【作り方】

無塩バター400g

1.中火でバターを焦がさないように溶かします。

 

2.溶けたら、とろ火(1~2)にして焦がさないように煮詰めると水分が蒸発し不純物がでてきます。

3.焦がさないよう火加減に気をつけながら、かきまぜないように不純物がなくなるまでとります。

4.40~50分ほどすると澄み切ったギーになります。

5.キッチンペーパー等で濾したら出来上がり!

 

秋においしいきのこのバター炒めや、鮭のムニエル、いつものシチューやスクランブルエッグ、フレンチトーストなどにも、普段のバターをギーにかえて、秋を健やかに過ごすアーユルヴェーダ薬膳をお家でしてみませんか?